9月になりました。
昨日も今日もしっかり雨。あっという間に涼しくなってソワソワしています。
8月の終わりに「杜人(もりびと)」という映画を見ました。
造園家で環境再生医である矢野智徳さんの大地の再生ドキュメンタリーです。
彼の気が遠くなるような地道な活動に胸が熱くなりました。
各地で起こる災害や異常気象。大地が悲鳴を上げていることに気づいていながらもアクションを起こせずに、もたもたどうしたらいいのだろうと考えていた自分の気持ちに、強いインパクトを受けました。
わたしたちの仕事である、お庭を作る、どっか遠く海外の花を生産し、植えて愛でる。というのは土地をコンクリートで埋める訳ではないけれど、人為的で違和感のあることで自然とは逆方向のこと。富山の田舎に引っ越し、森を切り拓き、自然との距離が近くなるにつれ、環境のことや社会の仕組みについて考えることが自然と増え、余計にわからなくなっていました。お庭づくりも植物も大好きだけど、どこへ向かえばいいのか自問自答しているところでした。
でも映画の後いろいろ考え、すこしまとまりました。
人が自然にまた少し近づいて生きて行く為にも、植物にもっともっと興味をもってくれる人が増え、育てる楽しさを感じたり、植物の力に感動したりする人が増えるきっかけを作れたら、それもひとつ役割なのかなと思いました。手がかかるから全部コンクリートにしてしまおう。という価値観だけでも変えれたらと。
それぞれ今いるフィールドなどによって感じることはいろいろありそうです。機会を見つけてぜひ見てください。
さて、9月になり園芸もしやすい季節になってきました。
秋のお庭を彩るグラスや、冬を凌いでくれる常緑類、来年の春に向けた宿根草の準備。いろいろな用途に合わせてぜひチェックしてください〜。在庫品まだまだいろいろあります。
新入荷は9月下旬ごろを予定しております。もしかしたら、ちょこちょこその前にも入るかもですが。
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宜しくお願いします。